親切でやさしく見える人ほど実は冷たいという謎

偽物の親切イメージ

遠くで見ていたときはよい印象だったのに、距離を縮めたらそうでもなかった、という経験ありませんか?
一見すると親切でやさしく見える人。でもその内心はどうでしょうか。
見た目だけでは分からない、人間の奥深さについて考えてみたいと思います。

見えないルールを掲げた人々

親切な人というのは二通りいます。
一つは親切にするのが好きな人、自分の意思で親切にしている人。
もう一つは親切をルールと思っている人、厳格に守ろうとする人。

後者は親切にしなければならないと自分に言い聞かせているので、ルールを無視する人を見逃すことができません。
ルールを守っている間は良好な関係も、逸脱したと捉えられた瞬間手のひらを返したかのように険悪になる。
外から見たときにはどこからが逸脱なのか分からないので、混乱を招きやすいです。

親切にするルールを守るため、表面上はにこやかに接してきますが、内面は怒りでいっぱい。そのギャップが余計冷たさを感じさせます。

身を守るために親切を装う人々

親切をルール化している人には他にも特徴があります。
そもそも親切にするのは、低い自己イメージを外敵から守るため。
親切な行いは返報性の法則に従い親切で返されるため、自己が傷つきません。

しかし、そうは思っていても、法則に従わないことも出てきます。
そのとき勝手に”オレをこけにしやがった!”と怒り狂う。

低い自己像をこれ以上下げることをするヤツは、許せないのです。
心の中で、強い憎しみとともに、相手の不幸を願うことさえもあります。
もし他人が内面を覗けたとしたら、かなり冷たい人と印象を持つことでしょう。

他者と自分を切り分けられない人々

親切をルール化している人は、他者には他者の理屈がある、ということを知らないし受け入れられません。
自分勝手に決めたルールは、相手も従うべき、と決めつけています。
どんなにルールで自身をがんじがらめにしたところで、他者は他者と割り切っていれば、他者の不親切や落ち度はさして気にはならないはずです。
他者と自分を同一視する人は、同一が崩れ去る時、他者に対して憎悪の感情を向けるのです。

親切でやさしく見える人の持つ謎

表面上人当たりが良く、礼節をわきまえた人は好意的に受け取られやすいです。
ですが、見てきたように内面は非常に冷たく、時に他者の不幸を願ったり、憎悪の感情を向けたりします。
そのことを分かっていれば、「冷たい」にも納得いただけるのではないでしょうか。

アダルトチルドレンが友達ほしさに礼儀正しさを磨いたところで、敬遠されるのも、実はこの理屈からです。
人々はACのどこか「実は冷たい」ところを察知して、距離を置いています。
本気の人付き合いを願うなら、まずは心から親切になれる自分を作ることです。

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